そう言えば、学校の先生から「科目」を教えてもらったことはあるが、それをなぜ学ぶのかについての「ベネフィット」は教わった経験がありません。

授業をいかに面白くするかについて熱心な先生は多いけど、どれだけ工夫してもやっぱり面白くない「科目」はあります。それでもそこに「ベネフィット」があれば、学ぶモチベーションになるのに。

でもその「科目」を学ぶ「ベネフィット」を知るには社会経験がいるんですよね。「学生時代もっと勉強してればよかった」と後悔するのはそのためです。大学卒業してすぐ先生になった人はそこがツライところではないでしょうか。

そして「科目」というフレームワークを超えた部分に大切なことが沢山あります。

だから、様々な仕事をしている社会人が子供の教育に積極的に参加すべきだと思います。文部科学省も教員免許などにこだわらんでよろしい。

いつか、定年退職した人や現役の仕事人と、学ぶ子供達を結ぶプラットフォームを作りたいと思っています。不特定多数同士をマッチングするのはネットの最も得意とするところですからね。どうやったら作れるのかな。もうあるかな。「プロボノ」という言葉も流行っているくらいですから。

ちなみに私の使命は「Webの楽しさを伝えること」と「Webを使って社会に貢献すること」ですので、いつか実現したいと思います。

ネットいじめ:荻上 チキ (著) 」を読んでいます。学校裏サイトを利用する子どもたちの生の声を分析し、なんでも規制するという方向に向かうのではなく、要は使う人間の質と環境に問題の本質があると説きます。

私がむしろ感心したのは、この本で取材を受けている、学校裏サイト(この本内では「学校勝手サイト」と表現)を運営している子供たちです。そのリーダーシップにより、健全なコミュニティを運営しています。

この子供たちは、コミュニティを盛り上げるための工夫や、荒らし行為に対する対処方など、企業がのどから手がでるほど欲しいスキルを持ち合わせています。

なぜ、こういう子供たちのスキルが企業にとって望まれているのでしょうか?

この理由については、消費者を取り巻くメディア環境の変化、それに伴う企業のマーケティング活動の変化が挙げられます。

詳細は、後日に書きたいと思います。

何はともあれ、学校非公式のサイトはすべて「裏」サイトだというネガティブな印象だけは持たないようにしていただきたいものです。

夏休みですね。我が子は幼稚園児ですが、本日、四国の嫁さんの実家へ遊びに行ってしまいました。(私は来週合流予定です。)

夏休みといえば、苦痛なのが宿題でしたね。とにかく多かった。
ドリルやら、自由研究やら、読書感想文やら、絵日記やら...。

最近の宿題は私が子どものころと比べて変化しているようですね。

消えるドリル帳、ネットも活用 変わる夏休みの宿題


私はいつも最後の1週間で慌ててやってましたから、何も身についてない気がします。

読書感想文なんて本当にイヤでしたね。推薦図書なんてのがあって、興味もない本だけど無理やり購入しました。ですので感想といっても、これといってなく、「買って損した」などと書くワケにもいかず

ただ、あらすじを紹介しているだけの作文になっていました。

ましてや、自由研究なんて何をしたのかまったく覚えていませんね。自由研究の本なんか買ってきて、そのまま作ってたということだけ覚えています。

そんなイヤでイヤでたまらなかった夏休みの宿題ですが、私は先生に反抗的で、偏屈な少年だったので、

「先生は夏休みぜったい暇やで。先生にも宿題いるで。」
なんて思っていました。
(スミマセン。先生も夏休みは忙しいということを、小学校教師である兄を見て実感しました)

私は小学校4年生から6年生まで少年野球チームに所属していて、毎日練習していました。暑い中、ヘトヘトになっても「水は飲むなよ!うがいだけや!」などと理不尽な指導を受けたり(今だったら問題になりそうですが、こういう理不尽な指導を受けるという経験も社会に出たときに役立ちます)、チームのメンバーと勝利や敗戦で涙したり、高校野球を見て熱くなったりしていました。

また、昆虫が好きで、カブトムシやクワガタムシを捕るための仕掛けを研究したり、実際に飼ってカブトムシとクワガタムシをケンカさせたり、そんなことをしているとカブトムシに穴が開いてしまって、虫のか弱さを肌で感じたり、父に早朝起こしてもらって一緒に虫を探しにいったり...。

今になって思うと、このような経験こそ、今の自分に役に立っていると思います。

そこで、私の提案です。

夏休み中の宿題は、

「お前が夏休み中に夢中になったこと、一生懸命取り組んだことを、他の子どもたちを前に発表する。その際、面白さがきちんと伝わるように発表すること。以上。」

というくらいシンプルにしていただきたいと勝手に思っています。

そのかわりに、先生と親はしっかりと子どもの発表テーマ決めやまとめの進捗を確認し、適宜フォローする必要があります。夢中になることがないなんて言う寂しい子どもたちがいれば、集めて山でも海でも連れて行く。

そういえば私が小学生のころは、夏休みに遊びに連れて行ってくれる先生が数人いましたね。でも、これも、他のクラスの子がかわいそうなどといろいろ言う人がいたとか。それならば校庭で一緒になって遊ぶだけでもいい。

夏休みにも関わらず塾通いさせられている子どもであれば、それをテーマに発表するのもOKです。ゲームに夢中なのであれば、それをテーマにしても面白いですね。

ゲーム感想文でもいいでしょう。ゲーム開発者がどのような思いでこのゲームを開発したのかなど、調べればいくらでも情報が出てきます。自分だったら、この部分はこうするのにという提案でもいいです。このように膨らませると、何がテーマであったとしても、勉強になるはずです。

そして、発表内容やまとめ方については、大人が導いてあげるのです。

夢中になることがひとつでもあれば、人生は豊かになると思います。

子どもたちがこれからの社会で豊かな人生を送るために、大切な能力とは何か?
親として心がけたいことを気付かせてくれる台湾の少女の話を紹介します。

第12回:教育はどう変わる(下)-「宅」の密室からつなぎ合う世界へ
---------以下引用-------------------
リン: スピンアウトというと、実際うちの、全力出版で作品を発表するマンガ家の子の中で、高校中退の子がいるんですよ、張季雅という女の子で。

季雅ちゃんは頭が非常に良くて、実際も優等生、高校ではその地域の第一志望校の文科系、文系の成績上位クラスにいたんですよ。別に、成績が悪くなったから学校辞めたいとか、いじめられたから学校辞めたいとかのではありません。もっと現実に家庭事情で経済的には大学の学費を払うのがやや無理、なので「大学行かなくてもいいじゃない私」という考えを持ったのですね。

でもクラスのみんな行くんですよ、彼女だけ行かないんで。そういう進学校は二年の後半から、もうすべての授業は大学進学用の授業や復習になってて、しかもそのクラスは成績上位の進学クラスなので、もうなおさらなんですよ。「でも私、大学へ行かないのに、一緒のものに勉強してもしょうがないし......別の何かが、特別の、というか大学へ行かない人のための授業がないんですか」と聞いたら、ないですよ!学校にはないんです。

「あなた一人のためにそれをやるわけにもいかないわけですので、参加しなさい」それでなんか確執が発生してて、季雅ちゃんはこう、学校をサボるようになりました。

(中略)

リン: 勉強そのものは、逆に外でやった方がいいです。家の中にこもっても、野球場へ行っても、その気になればいい勉強はできる。

渡辺: 今はあらゆるテーマについて専門書が出ていて、ずいぶん希少なものでもネットを使いこなせば手に入る。様々なデータが、ネットにも上がっている。

リン: 季雅ちゃんの話まだ続くと。結局学校では勉強できなかったことは、野球場で勉強できたんですね、しかも世代越えて。で、彼女との最初の作品は、描きたいテーマがありすぎで、ネームがなかなか進まなかったのです。なので私は、こう、リクエストというか、課題を与えてあげないと進まないな、と思ったのです。そこで彼女に何を描いてほしいと考えていると、『私を野球場に連れてって』という唄を思いついてね。

渡辺: 『Take Me Out To The Ball Game』ですね。

リン: そうですね。あの曲名をこう、タイトルかメインテーマで、何か描いて、短編の、と。主人公は二人で、そのうち一人は障害持ちか何かしらの原因で走れない、もしくは野球場へいけないという、ちょっとした制限も与えて、やってみて、って。そして彼女はなんとグーグルのベースボールのフォーラムみたいなところで、英語で、まあ文系の優等生ですから、英語で質問を書き込みをして。「あの曲を聞くと、なんか思い出ありませんか」って、と直接アメリカ人に聞いたのですよ。

(中略)

リン: そして17か18ぐらいのコメントがついてて、そこからまた情報を集めて。

渡辺: 面白いですね。すごいですよ。個室から世界とコミュニケーションするんじゃないんですか。

リン: そうそうそう、本当に素敵すぎで。しかも季雅ちゃんは、そのコメントを転送で送ってきて「編集長見てください」って。編集長の英語がそんなに上手じゃないから、はっきり言って半分ぐらい読めないんですよ。恥ずかしいです。19才に負けた!というのがすごいありましたよ。

渡辺: そういう方法論っていうのは、今のほとんどの教師は持ってないんですよね。

リン: そうですね。彼女の高校時代のクラスメートはみんな、すごくいい大学に入ったのですが。いま現在に限っていうと、彼女の方がずっとうまい具合に社会に溶け込んでる、そして社会で生きていくスキルは持っているんです。学校でははみ出し者なんですけどね。
--------引用ここまで---------------

「個室から世界とコミュニケーション」する方法論。これが、今後求められるネットリテラシー、コミュニケーション教育のひとつだと感じています。

ただ、親がその方法論を知らないのであれば、子どもたちの邪魔をしないことが理想ですが、やみくもに子どものころからネットを使わせればいいという問題でもない。

守りの情報モラル教育と、攻めのコミュニケーション教育。この両輪のバランスが、今の議論には欠けていて、守りばかりの意見がクローズアップされがちなのが心配です。

なかなか難しいテーマですが、私は少なくとも、自分の子どもに対してはこの両輪をバランスよく教育していきたい、していけると思っています。

子どもたちへの携帯電話禁止の是非が問われていますが、禁止にする理由としてネットの危険性があります。その中でも問題とされているサイトとして、中学生、高校生によく利用されている「プロフ」というものがあります。

今回は、その「プロフ」の問題について私の感じたことをまとめてみました。

まず、プロフの危険性に関しては、下記記事が参考になります。

夏休み企画1:中高校生とプロフの危険な実態:尾花紀子「IT時代の子どもたちへ」-PC Online
---------以下引用-----------------
中学生、高校生だけではなく、いまや小学生ユーザーも増えている「プロフ(=プロフィールサイト)」や「REAL(リアル=リアルタイムブログ)」。特に、「前略プロフィール」というサイトに代表されるプロフは、アンケート項目に答えるように書き込んでいくだけで簡単にプロフィールページが作れる設計になっているため、「プロフを持つのならこんなことに気を付けよう!」という注意点を学ぶ前に作り始めてしまう子どもたちが大勢います。

(中略)

【職業】や【学年】に学校名をはっきり書いている子も多々います。【住んでいるところ】だけではなく、「こんな子、仲良くしましょ♪」を書く【絡むーちょ】に自宅や学校の地区名や最寄り駅を記載する子も比較的よく見かけます。【よく遊ぶところ】が表示されていれば、行動範囲も分かります。愛称や本名とともに写真が載っていて、身長のような具体的な見た目の特徴も分かり、住んでいる・学校のある・よく遊びに行く等の場所まで公開されているのですから、駅で待ち伏せされたり、跡をつけられたりというような怖い目に遭う子が出てくるのも当然です。
---------引用ここまで-------------

ここで紹介されている「前略プロフィール」はパソコンからもアクセスできるので、どういう状況なのか自分の目で確かめてみるといいでしょう。

前略プロフィール

ここで、「フリーワード検索」というフォームがあります。文字通り、たくさんのプロフの中から、特定のキーワードが含まれているページを表示してくれる機能です。

試しに、「小学生」で検索してみましょう。

前略プロフィール内において「小学生」で検索した結果

表示されたものが、ページ内に「小学生」というキーワードを含むプロフです。

それぞれ、表示されたプロフを確認してみてください。

いかがでしたか?

ショックを受けたのではないでしょうか?

プリクラの写真をそのまま貼り付けていたり、通っている学校名がそのまま書かれていたり、さらに友達のプロフへのリンクが貼り付けられていますので、交友関係が分かったりします。

また、彼らと出会いを求めている大人らしきプロフもあります。この大人たちのプロフを見れば分かりますが、「フリーワード検索」でHITさせるために、いろんなキーワードを埋め込んでいます。

これが現状です。

一度、ご自身の出身校や勤務している学校名を入れて検索してみてください。
私の出身校で検索するとたくさんのプロフがHITしました。
それだけ、彼らは自分の個人情報を公開しているのです。

mixiをやっている人は分かると思いますが、mixiの場合は、自分のプロフィールを公開する範囲を自分で決めることができます。友人にのみ公開する、あるいは「mixi会員全体に公開する」などです。決してmixi会員以外の不特定多数に公開されることはありません。

しかし、この「前略プロフィール」はその選択権はなく、プロフを作った瞬間に不特定多数に公開されてしまうのです。このことをどれだけ子どもが理解しているのか不明です。

実は、私も1年ほど前にプロフを作りました。何が面白いのかを理解するためです。

私のプロフ「kobakenのプロフィール」

結局、私にとってはちっとも面白くありませんでした。

しかし、通勤時間に様々なプロフを読むことによって(何をしているんだ私は)、彼らが何を求めてこのプロフを利用しているのかがわかってきました。それは下記2点です。

(1)友達とのコミュニケーション

ページの一番上の項目【HN】(ハンドルネーム)を頻繁に更新している人が結構います。何を更新しているかと言うと、「今何をしているのか」を書き込んでいるのです。友人に自分が今どこで何をしているのかを知らせているワケですね。

また、最近は【myリンク】という項目に「REAL」という機能も追加されました。ここには、まさに今自分が何をしているのかが随時書き込まれています。

(2)出会いを求めている

「夏休み暇だからみんな誘って」などと、自ら出会いを求めているケースです。かなり気軽な気持ちで書いているのだと思います。もしかしたら、友達向けのメッセージなのかもしれませんが、あからさまに遊び相手を探している書き込みもあります。

 

感じた問題点。まず、この「前略プロフィール」を運営している楽天の取り組みです。

このように、公開した瞬間に誰でも公開されてしまうということを、プロフ作成時に注意喚起するなり、そもそも許可したユーザにしか公開できないようなシステムとすべきだと思います。

下記のような取り組みでは不十分だと思います。

ガイアックスと楽天、「前略プロフ」の安全性向上に向けて監視サービスで連携

 

そして、子どもたち、親への教育。子どもにはしっかりと危険性を教える。親としては、何よりもまず、上記のような現状を自分の目で確かめて見ることが必要でしょう。

ただ、どうもこのプロフで積極的に自分の情報を開示し、出会いを求めているメッセージを残している子どもたちのプロフ文面や写真を見ると、何かしら「寂しさ」を感じずにはいられません。

おそらく、経験の豊富な先生方であれば、生徒の性格や家庭環境、プロフの文面などから、本質的な課題がわかるのではないかと思います。ぜひ先生方も実際に、このようなサービスに触れてみていただきたいと思います。そこから解決策が生まれると思っています。

私は先日、もう一つのブログで、自分自身の体験から、インターネットを利用する利点について述べさせていただきました。

インターネットは、私にとって「人見知り」や「引っ込み思案」という弱点を補ってくれるツールだった-kobakenジャーナル

 ------以下引用--------------

私にとってインターネットとは何なのか?

この15年間を振り返ってみての結論は、

「インターネットは人見知りする人にとっての、人脈構築強制ツールである」

ということです。

ただし、こう結論付けるためには前提があります。それは

「Webサイト上で、自分の考えや成果物を公開する」
「その際に本名を名乗る」

ということです。

----------引用ここまで-----------------

「本名を名乗る」としていますが、これはあくまで、自分の発信する情報による影響や危険性を理解した上での話です。これにはネット上でのコミュニケーションの経験が必要です。

ネットのデメリット、メリットを十分理解した上で、実践・体得させていく。
それこそ、ネットを正しく活用できるようにするための教育だと思っています。

今さらネットのない世界になんて戻れないのですから。

ネットモラルの教育は、子どもだけではなく、大人にこそ必要だと実感。

[RSA Conference 2009]ネットを危険地帯にしているのは教育者---和歌山大の豊田准教授が指摘
----------以下引用----------------
実は、すでに約10年前から文部科学省は全国の小学校や中学校に向けて、パソコン教育ではないネットモラル教育の重要性を認識して、その教育を徹底するためのガイドラインを配布している。だが、そのガイドラインが実際の教育現場で実践されていない、あるいは一部でしか実践されていない。ネットモラル教育を徹底していない学校や教員は、文科省の方針に従っておらず、本来、教育が徹底されるべきネットモラル教育を怠っていると言える。

豊田准教授によると、「現場の教員は中高年者が多く、インターネットやネット掲示板の意味や教育すべきポイントを理解していない」という。実際、豊田准教授が独自に入手したいくつかの小学校で勤務する教員の年齢分布の一部を見てみると、「40~50代の教員が全教員の7割以上を占め、30代は存在せず、残りは20代。しかも、20代の教員は学生時代に『携帯電話を持ち込むな』とうるさく言われる教育環境で育ってきたため、同じことを今の生徒にもする可能性が高い」(豊田准教授)。
----------引用ここまで----------------

最後の豊田准教授のコメント「現場の教員は中高年者が多く、インターネットやネット掲示板の意味や教育すべきポイントを理解していない」というのは、本当なのか?と疑問に感じたので、 裏づけとなるデータを探してみました。

学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について(文部科学省):平成20年8月6日

この調査データの中に「教員のICT活用指導力」という項目があります。それを覗いてみると、

------------以下引用----------------------

  • 大項目(A〜E)別に各小項目の割合の平均を見ると、「A:教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力」の平均が約7割(71.4 パーセント)、「B:授業中にICTを活用して指導する能力」の平均が約6割(55.2パーセント)、「C:児童生徒のICT活用を指導する能力」の平均が約6割(57.8パーセント)との結果であった。
  •  また、「D:情報モラルなどを指導する能力」や「E:校務にICTを活用する能力」については、いずれも平均が約7割(D:65.1パーセント、E:65.6パーセント)との結果であった。
  •  

    20090713.gif

    (クリックで拡大)

    ------------引用ここまで----------------------

    先生たちの自己評価によるので、本当にそうなのかは分かりませんが、「D:情報モラルなどを指導する能力」の設問では7割の先生が、「わりにできる」若しくは「ややできる」と回答しています。(調査方法:平成18年度より、文部科学省「教員のICT活用指導力の基準の具体化・明確化に関する検討会」でとりまとめたチェックリストに基づき、全18項目別に 4段階(「わりにできる」、「ややできる」、「あまりできない」若しくは「ほとんどできない」)の自己評価を行う形で実施。)

    「C:児童生徒のICT活用を指導する能力」の平均が約6割ですので、この豊田准教授のおっしゃるとおり、インターネットの活用やモラルに関して教育できる先生が不足しているということが推測できます。

    政府は「IT新改革戦略」というものを掲げています。文部科学省は、それに基づき学校におけるICTの環境整備、教員のICT活用指導力の向上を掲げています。

    さらに昨今の景気対策も絡み合い、文部科学省の2009年度の補正予算として、「スクール・ニューディール」構想というものがでてきました(参考PDF)。学校施設における耐震化・エコ化・ICT化等のために、総額1兆3,174億円を計上しています。その中で学校ICT環境整備としての予算は2,087億円を占めています。

     

    「スクール・ニューディール」構想の推進に関するお願い-文部科学省

    ------------以下引用----------------------
    3 学校のICT化の推進

    未来を担う子ども達への情報教育の充実は喫緊の課題であり、わかりやすい授業を行い、児童生徒の学力を向上させることは極めて重要な課題です。

    今回の補正予算における学校ICT環境整備の事業費総額は4千億円となっており、全国の学校数で割ると1校約1,100万円の整備ができます。

    これまで、教育活用されているテレビのデジタル化は約1%、校務用コンピュータの整備状況は約58%、教育用コンピュータの整備状況は児童生徒7.0人に1台、校内LANの整備状況は約63%にとどまっていました。

    このため、今回の補正予算においては、教育活用されている全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替えること、このうち電子黒板を小学校・中学校に1台ずつ整備すること、校務用コンピュータについては教員1人1台設置するとともに、教育用コンピュータについては児童生徒3.6人に1台設置すること、全ての普通教室に校内LANを設置すること等に必要な予算(補助率原則2分の1)を確保いたしました。日本の学校の教育用コンピュータは、米国、英国、韓国の学校に比べ半分くらいしか整備されていません。これを機に、ペンでパソコン画面に書き込めるタブレットPCなどを整備して学力向上を目指していただければと思います。

    ------------引用ここまで----------------------

    なぜ、50インチ以上のデジタルテレビに買い替えることが、学校のICT化につながるのかよく分かりませんが、これは思ったように進まない、地上デジタルテレビ放送対応受信機の普及対策の一環といえます(参考:今年5月時点で43.7%(地デジ普及率)-総務省)。

    企業にとっては、学校のICT化対策であろうが、地デジ普及対策であろうが、経済対策としてはありがたいものであり、実際、下記のように盛り上がっています。

    学校向け商品のご提案-シャープ

    電子黒板ってどんなもの? 「教科書・教育ITソリューションフェア」で体験

     

    しかし、教育の観点から見ると、これらの対策はあくまで、ハードウェアの充実を目指すものであり、ソフトウェア(=教育内容、教員のスキルアップ)の充実を目指しているものではありません。

    テレビも電子黒板もツールです。一方、ヤリ玉に挙げられている携帯電話もツールです。ICT化と経済対策が目的であれば、なぜ、テレビや電子黒板はOKで、携帯電話はNGなのか、矛盾を感じます。

    小中学生の携帯電話所持を禁止に--政府の教育再生懇談会が提言-CNET Japan

    小中学生の携帯禁止、親の努力義務 石川県、条例可決へ-asahi.com

     

    ツールの是非を問う前に、ツールを使いこなすための考え方を理解することが何よりも大事だと思います。

    また、「児童生徒のICT活用を指導する能力」がない4割の先生方が、さらに新しい電子黒板などのツールを使いこなせるのかどうか疑問です。

    電子黒板の使い方を勉強するより、子どもたちに欠かせないツールとなりつつある携帯電話の使い方を理解する方が先決だと思うのですが、いかがでしょうか。

     

    デジタルデバイド(情報格差)という言葉をご存知でしょうか?
    デジタルデバイドとは、インターネットや情報機器を使いこなせる人と、使いこなせない人との間に生じる、情報量の差のことであり、これにより機会や貧富の格差が生じると言われています。

    例えば、このデジタルデバイドと、がんの死亡率との関係について、白鴎大学教授で医学博士の海原純子さんは次のように述べています。

    土曜日に働くアメリカ人 2009.3.15 sun-海原純子のダイアリーより

    -----------以下引用------------------------
    すべてのがんについて黒人の死亡率は白人にくらべて高い。がん予防には予防知識と実践、早期発見が不可欠だが、低所得層や教育が不十分な人々では情報不足が予防の障害となる。インターネット普及後はその格差はますます増大している。

    私の所属しているビスワイス博士の研究チームでは、国の援助によって格差縮小を実現し、がんを予防しようという大がかりな試みをスタートさせた。低所得の人々に無料でパソコンを提供し、パソコン教育を実施。ハーバード大学の開発した小学6年程度で理解できる医療情報にアクセスできるようにした健康教育です。
    -----------引用ここまで------------------------

    情報格差を解消する取り組みとして他に有名なものとして、非営利団体「One Laptop per Child(OLPC)」が実施している、「発展途上国の子どもたちに1万円のPCを配布するプロジェクト」があります。

    MITメディア・ラボが100ドルのLinuxノートPC開発活動の団体を設立,「発展途上国の子供全員にノートPCを」

    -----------以下引用------------------------
    MIT Media Lab(マサチューセッツ工科大学メディア・ラボ)は,発展途上国の子供1人ひとりに価格100ドルのLinuxノート・パソコンを提供する活動に取り組む非営利団体「One Laptop per Child(OLPC)」を設立した。MIT Media Labが,9月に公開した活動に関するFAQのなかで明らかにしたもの。

    (中略)

    デスクトップ・パソコンよりも高価なノート・パソコンを選んだことについては,「子供達が(学校などだけでなく)夜には家に持ち帰って使えるモバイル性が重要」と指摘する。
    -----------引用ここまで--------------------

     

     この活動は今でも続けられており、次のような成果が挙がっているようです。

    「1万円パソコン」プロジェクトのその後ーーThe NYT紙が現状報告

    -----------以下引用------------------------
    発足以来、31カ国で50万人の児童たちが「1万円」パソコンを使っています。(厳密には量産体制が組めておらず、結果的には「2万円パソコン」になっています)現時点では、2009年春を目指して、追加50万台のパソコンが発注・製造プロセスに入っています。

    (中略)

    6歳から12歳迄の児童たちが「1万円パソコン」を入手する事で、勤勉さが上昇、学校欠席率が激減している事が、発展途上国の教育現場から報告されています。

    -----------引用ここまで--------------------

    発展途上国の子どもたちにインターネットにつながるノートパソコンが行き渡れば、彼らにとって、どんな可能性が広がるのでしょうか?

    例えば、Googleが、「Google Adsence」というサービスを提供しています。これは、Webサイト(ホームページ)の運営者に対して、広告収入を得る機会を与えるものです。

    具体的には、Googleに出稿されている広告を、自分の運営するWebサイトに掲載し、その広告がクリックされた際に、Googleから、自分に対して、広告費の数パーセントが報酬として支払われるというサービスです。報酬額は、サイト運営者がどの国の人かは関係なく、同じ金額(ドル換算)です。

    これは、何を意味するのでしょうか?

    日本においては小遣いにしかならない広告収入でも、発展途上国の人にとっては、生活できるレベルの金額になり得るということです。

    今や、ネットにつながる環境さえあれば、ブログなどのツールを使って、無料で簡単にWebサイトを立ち上げることが可能になりました。GmailやYahoo!メールなどのWebメールを使えば、メールでのコミュニケーションも無料です。自分が興味を持った情報を発信するクリエイティブさがあれば、広告収入で食べていける可能性があるのです。

    発展途上国の子たちが、その勤勉さとハングリーさを発揮すれば、ネットは彼らの可能性を広げてくれるいいツールになるに違いありません。

    実際、ノートパソコンを配布された子どもたちの表情を見ると、その可能性を感じます。

    日本においては、携帯電話を持たすべきか持たさないべきかという議論ではなく、「インターネットは今後、道具として使いこなさなければならないもの」という前提に基づいて、子どもたちにどう教育すべきかを議論しなければならないと思います。

    関連記事

    ネットリテラシー教育はビジョンありき-石川県における携帯電話の所持禁止に関する条例にビジョンが感じられない点

    携帯電話を持たすべきか、持たさないべきか?ではない。いいサイトは見せるし、くだらないサイトは見せない。それだけだ。

    インターネットのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、子どもたちにネットリテラシーや情報モラルを教育されている学校がありました。その品川女子学院校長である漆 紫穂子さんのインタビュー記事に大変共感しましたので、紹介します。

    子どもとインターネット-安全なインターネット利用のために-私たちが取り組んでいくべき課題-Yahoo! JAPANサステナビリティレポート2009
    --------------以下引用-----------------------
    教育現場で見ていると、中学生ぐらいまでは、まだ現実とバーチャルの区別がつきにくいようです。私は国語を教えていたのですが、「これは比喩なんだ」というのがいまひとつ理解できない。

    (中略)

    たくさんの情報のなかで「これはウソだろう」という情報の取捨選択ができない。特に映像情報というのは、子どもに自分の目で見た事実のような錯覚を与えやすい。情報収集はできるけれど、判断能力は十分でない。それでもどんどん子どもに情報が入ってくるということも、大人はよく知っておくべきだと思います。

    (中略)

    本校では、中1のときに自分で映像や紙の情報媒体をつくって、そこに情報操作を加えたりする体験をさせます。そういう体験を通じて、情報はこうやって「つくられて」いくものなんだ、ということを理解するんですね。以前、御社に協力していただいた「仮のフィッシングサイトに実際に引っかかってみる」という実験も効果的でした。たとえバーチャルでも、体験してみるということが大事です。
    そして、ネット以前に、顔を合わせたコミュニケーションが重要です。

    (中略)

    インターネットは便利な世界で、いろいろなビジネスチャンスにもつながっている。一方で危険なこともたくさんある。私たちはネットのない社会には戻れず、今の子どもたちはネット社会が発展途上の状況を生きていかなければならない。私たちとしては、子どもたちがそのなかで賢く生きられるようにしてあげたい。
    --------------引用ここまで-----------------------

    この中学校が、ヤフーととコラボレーションした実際の授業の様子が記事になっていました。

    ヤフー:中学3年生がネットビジネス体験 ヤフオクの特集を制作-毎日.jp

    これは非常に勉強になる授業ですね。商売の仕組みが理解できます。何より、自分たちの企画が世間に公開され、その反応を見ることができるというのは、何よりも喜びにつながるはずです。こういう実践的な授業を通じて、ネットがビジネスに与えるインパクトを肌で実感して欲しいと思います。

    また、アメリカでは州政府が積極的に、生徒たちがデジタル機器の活用をサポートしているケースもあります。

    米メーン州、「MacBook」を活用した新教育プログラムを発表-CNET Japan
     --------------以下引用-----------------------
    Gendron氏は「州内で実施されてきた『Maine Learning Technology Initiative』を通じて、中学生たちが、学習意欲を増したり、成績を上げたりするなど、一定の成果が報告されるようになっており、州内の高校においてもこの同じ機会を提供していきたいと考えている。これは単にテクノロジの問題ではなく、教育をサポートするためにいかにしてテクノロジを活用するかが試されている」との声明を発表した。
    --------------引用ここまで-----------------------

    ここで述べられている「一定の成果」については、下記の記事が参考になります。(少し古い記事ですが)

    公立中学校の生徒と教師全員に『iBook』を支給する計画、順調(上)-WIRED VISION

    公立中学校の生徒と教師全員に『iBook』を支給する計画、順調(下)-WIRED VISION

     

    これら、国内外には、子どもたちの将来を見据えた教育に取り組み、成果を挙げている事例があります。

    先日可決された石川県の携帯電話の所持禁止に関する条例など、危険だから禁止というのではなく、こういう成功事例から、学んだ上で、教育ビジョンを掲げてもらいたいものです。

     

    関連記事

    携帯電話を持たすべきか、持たさないべきか?ではない。いいサイトは見せるし、くだらないサイトは見せない。それだけだ。

    ネット上の検索エンジンが発達したことで、何でも一瞬で答えが得られるようになりました。
    その結果、ネット検索を頼りすぎることで考える力が衰え、人はバカになるという意見もあります。そういえば、「検索バカ」なんて書籍もありましたね。

    実際、学校でのレポート課題をコピペで済ませてしまう学生がいるというのは有名な話です。

    "考えるより先に"すぐ検索→コピペは「五感」をどんどん衰退させる→「Wiki」引用禁止する大学も-鬼速:日経新聞07.04.20朝刊1面『ネットと文明』より

    これはネットが悪いのではなく、ネットの使い方が悪いだけです。

    例えば、ある課題があり、その答えを導き出すとします。そのプロセスは大体、下記のような流れになります。

    (1)情報を収集する

    (2)考える

    (3)アウトプットする

    インターネットは検索することによって、(1)に掛かる時間を短縮してくれるだけなのです。それを理解せず、「ネットに依存するバカになるからネットは見るべからず。」というのは軽率です。

    ただし、(1)の時間を短縮するためには、必要な検索スキルを身に着けているということが前提です。検索の仕方がまずければ、間違った検索結果が表示されることになります。

     

    ネット上では、ブログやSNS,Q&Aサイトなどのソーシャルメディアと呼ばれる、口コミサイトの発達により、様々な人の「考え」さえも知ることができるようになりました。その「考え」すらもコピペするからバカと言われるのです。

    検索の話をする上で、はずせないのはGoogleです。Googleは優れた検索技術によって世の中にパラダイムシフトをもたらしました。その当事者であるGoogleのマリッサ・メイヤー副社長が、今後我々に求められるスキルについて述べています。

     

    ネット検索はまだ「1合目」米グーグル副社長が語る検索技術の進化ー日経ビジネスオンライン
    ------------引用ここから-----------------------
    問 グーグルで様々なことが検索できるようになり、人類は「バカ」になりつつあるのではないか。

    答 そうかもしれない(笑)。だが、私はポジティブに考えている。大切なのは「何を記憶しているか」ではなく「どう考えるか」。九九を暗記することは大事だが、掛け算の方法を知っていればケタ数が増えても応用が利く。物事を暗記するのに時間を費やすよりも、もっと本質的で創造的なことに人間は頭を使うべき。簡単なことはグーグルで検索して思い出せばいい。その方が世界は良くなると思わない?
    -------------引用ここまで-------------

    大切なのは「何を記憶しているか」ではなく「どう考えるか」。

    社会に出れば、検索だけで答えが見つかるような問題は、まずありません。自分で考え、解答案を作りだし、それを実行する能力が大事になります。あくまで解答案です。正解はありません。考え方により答えは違ってくるのです。

     

    最近はビジネスマンの間では、「考える力」を鍛える下記のような書籍が売れています。

    地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

    ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?

    外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番! 問題解決力を試す60問

     

    そして、この流れを察知したNHKでも下記のような「考える力」についての番組を放送しています。

    クローズアップ現代「富士山をどう動かしますか?~"地頭力"の時代~」

    「ソクラテスの人事」-(総合テレビ 9月13日(土) 深夜0:10~0:55(14日午前)

    この「ソクラテスの人事」という番組は大変面白いです。クイズ番組なのですが、民放のくだらない番組とは違います。与えられた問題に対して、タレントが答えるところまでは同じなのですが、評価されるのは「答え」ではなく、「考え方」なのです。実際、タレントの答えを聞いても、どの答えが正しいのかなんて、分かりません。

    そして、その「考え方」を評価するのは、実際の企業の採用担当者です。その企業が人材を採用する際にポイントとしている評価基準と、回答者の考え方、答えを導くプロセスを照らし合わせて、評価するのです。

    大事なのは、「どう考えるか」です。

    これが実際に企業で求められていて、実際評価される能力なのです。学校で実施する暗記テストがいかに役に立たないかを実感できるいい番組ですので、学校の先生方にはぜひ見ていただきたいですね。

    学校で出される課題レポートに関しては、ネットからの引用を禁止するというのではなく、ネット検索で簡単に答えられない、自分で考えなければ答えを導き出せない課題を与えるべきなのです。

    いずれ社会に出る子供たちが立派にやっていけるように、「考える能力」という企業のニーズを理解し、学校の教育方針、評価基準をそれに合わせていくことが必要なのです。

    この件に関しては、以前、下記のエントリーにも詳しく書きましたのでそちらを参照していただければ幸いです。

    カンニングで答えられる程度のテスト問題で、子供の能力はわからない。これからの時代に必要なのは、例えばこういう問題。

    私の4の娘が利用しているWebサービスを紹介するシリーズ2回目です。

    前回のエントリーはこちら4歳の我が娘のネット利用状況と教育における活用提案について(1)-YouTube」。

    今回紹介するのは、「Google Earth(グーグル・アース)」です。Google Earthとは、簡単に言えば、パソコン上で地球儀を見ることができるソフトウェアです。ただし、地球儀と違うのは、世界中の衛星・航空写真が閲覧できたり、他のユーザが撮影した写真や動画を共有できる点です。

    最近では、過去の歴史建造物の表示や海洋、火星の探索などもできるようになっています。

    私は娘によく
    「ねえ、グーグル・アースしたい。ディズニーランドはどこ?」
    と言われます。
    それくらい、娘にとってもお気に入りの無料で利用できるサービスです。

    まだ使ったことがない人は、とりあえず下記動画を見てもらえれば、その凄さが分かると思います。

     

     私の娘に利用させたキッカケは、娘の祖父母の実家に遊びに行くときに娘に聞かれた、

    「おじいちゃんとおばあちゃんのおうち、どこ?」
    という質問でした。

    そこで、私はこのGoogle Earthを使って、下記要領で教えたのです。

    (1)まず、自分の家の住所をGoogle Earthの検索窓に入力し、表示させました。

    下記の動画のような感じで、簡単に見たい場所を表示させることができます。

     

     (2)次に、祖父母の家の住所を検索して表示させました。
    自分の家からズームアウトして、祖父母の家まで移動し、再びズームインして表示させるので、直感的に自分の家と、祖父母の家のが、離れた場所にあるということが理解できたようです。

    また、このGoogle Earthを使って、世界のディズニーランドを見たりして楽しんでいるうちに、「自分が住んでいるのは地球」ということと、「その地球は丸い」ということが理解できたようです。

    そして、先日、娘がこういう質問をしてきました。

    娘(4歳):「ねえ父さん、どうして朝は明るくて、夜は暗くなるの?」

    この質問に対し、きちんとした理屈を説明してこの子は理解できるだろうかと、一瞬迷いましたが、Google Earthを使っている娘なら分かるだろうと思い、次のようなやりとりで教えることにしました。

    私(33歳):「今お前が住んでいる地球は丸いやろ。それは分かるな?グーグル・アースと同じや。」

    娘(4歳):「うん。」

    地球が丸いことを、娘は理解しているなと確信した私は、とっさに床に転がっていたボールと、ペンライト、アンパンマンの指人形を使って、太陽が朝に昇って、夜に沈むという動きを見せてみました。

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    私(33歳):「太陽(ペンライト)はここやで。それでこれが地球(ボール)や。お前は地球のここ(アンパンマン)に立ってるねん。それでな、この地球は回っとるねん。太陽が動くんちゃうで。地球が回っとるんや。今は夜や。アンパンマンのところ暗いやろ。これ夜な。地球が回るで。ほら、アンパンマンに光が当たってきた。これが朝や。さらに回るで。アンパンマンの真上に太陽が来た。これ昼や。」

    娘(4歳):「お昼ごはん、 食べるとき?」

    私(33歳):「そうや。さらに地球が回るで。ほら、アンパンマンのところがだんだん暗くなってきた。さらに回るで。ほら。暗くなった。これが夜や。わかるか。」

    娘(4歳):「うん。分かった。」

    イメージとして理解できたようです。

    いかがでしょうか。

    下記の紹介動画を見れば、Google Earthが教育コンテンツとしても非常に質が高いということが分かると思います。教える側の工夫でいろいろと活用できるでしょう。

     

     

    今回紹介したGoogle Earthように、ネット上には映像見ることができるWebコンテンツが増えています。このような教育的にも価値のあるコンテンツを利用すれば、教科書のような文字レベルで理解するより、はるかに分かりやすいと思います。そして、興味を持った時にさらに深く探索できます。それがネットというツールなのです。

    さらに、Google Earthは携帯電話(スマートフフォン)のiPhoneで使うこともできます。GPS機能と連動できるので、例えば、観光地でGoogle Earthを起動し、その土地のさらに詳しい周辺情報を見ることもできますね。面白さが深まります。

    このようなコンテンツを、教育に活用しない手はないと思っています。

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    4歳の我が娘のネット利用状況と教育における活用提案について(1)-YouTube

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